【かまってあげましょう】
ベトナム人技能実習生は総じて、精神年齢が実年齢より幼い場合が多く、孤独を嫌い、大勢でにぎやかなことを好む傾向にあります。
*もちろん当てはまらない人材もおります。あくまで傾向です。
実習生との距離感を詰める方法の1つとして、ベトナムならではのイベントを会社として実施してあげるというのがあります。
1.ベトナム旧正月(旧暦/1~2月)
2.女性の日(3月8日:国際女性の日/10月20日:ベトナム女性の日)
1についてはベトナム人実習生男女共に共通です。
2は女性の実習生を受け入れている場合に限ります。
ベトナムでは、女性の日に男性が女性に花・プレゼントを贈る習慣があります。
ベトナムで、男性がこの日を忘れると、とんでもないことになります…。
実習実施者の日本人の方々が、この日に、花の一輪でも、食事会の一つでも開催すれば、それだけで一気に距離は縮まります。
何十人も受け入れているような実習実施者さんであっても、花一輪を人数分揃える程度は経費で処理可能な金額ではと思います。
又、ベトナム人はお正月を日本人以上に大切にする傾向があります。
祖国を離れ、家族の下を離れ、異国の地で働いているガイコクジンです。
ビールの数本でも何かさしいれがあると、実習生は嬉しいかもしれません。
理想はベトナムのBánh chưngと呼ばれる笹巻⁇ですが、手に入らなければ、お年玉でもOKです。
ベトナムにもお年玉文化がありますので。
新暦に敢えて、何もあげず、旧正月に渡してみるのもアリかもしれません。
日本の可愛いポチ袋が意外にウケたりします。
そんなにお年玉あげれんわ!という実習実施者さんであれば、ちょっとしたプレゼントと一緒に「Chúc mừng năm mới ちゅっく むん なむ もい : 明けましておめでとうございます」の一言があったら完璧です。
モノがあるかどうかは、重要ではありません。
実習生が、「見ていてくれている」と感じることが最も大切です。
精神的な距離感が近ければ、失踪に代表されるトラブルの発生率は随分と低下します。
甘やかす必要はありません。
彼ら・彼女らが置かれている立場をご理解いただき、少しばかりでも気を配っていただければいいのです。
外国人であっても、実習生であっても、同じヒトですので。